誰に聞いても分かりにくい『コンセプト』

今回の記事は、『コンセプト』をしっかりと理解してもらう目的で書いていきます。

さて、早速ですが、コンセプトって何でしょう?

コンセプトとは、【誰に、どのような商品や価値を、どういう風にして届けるか】を明確にしたものです。文字にすると、難しくはないのですが、迷う人が多いのは何故でしょう。

セミナーで多くの生徒さんに教えていると気づくのですが、コンセプトは短く一言で作成するものだという誤解があるようです。

この誤解がどこから生じるのか話を聞いてみると、ノウハウ系のセミナー等に参加したとき、「短くて伝わりやすい言葉で作って!」と教わっているからだと判明しました。

これ、はっきりと言っておきます。間違いです。このように教わった人は一旦その知識をリセットしてください。文字数は多くても全く問題ありません。

そもそも、ターゲットを絞り込んでニッチ戦略を展開する場合には、ターゲットの属性を詳しく語らなければならないし、差別化した商品やサービスならばその特徴をしっかり盛り込むべきです。

また場合によっては会社理念やブランディングの方向性などを加えて、丁寧に作り上げていく場合もあります。

少しコンセプトの意味の説明が長くなりましたが、実際に作る過程を一緒に辿ってみましょう。

コンセプトはビジネスモデルの構築の終盤に完成するもの

【Be-Labo.】のセミナーではコンセプトは様々なビジネス要素が固まった終盤で作成を指導します。

それは、『ターゲットとする顧客』と『商品やサービス』そして『ベネフィット(商品やサービスがもたらす効果)』と『提供の方法』を少なくとも固めておくことで、簡単にコンセプトができるからです。

では、例として飲食店のコンセプトを作ってみます。

先ほどの4つの要素を順に決めます。

『ターゲット』⇒30~40代男性、力仕事、ガッツリ食べたい人
『商品・サービス』⇒丼物、肉料理、炭水化物多め、量多め
『ベネフィット』⇒お腹いっぱいで午後も元気いっぱい
『提供方法』⇒店内飲食、お弁当テイクアウト

次に、コンセプトのフレームを用意します。

自分のお店 は 『ターゲット』 に 『商品・サービス』 を

『提供方法』で提供し 『ベネフィット』 になってもらえます 

フレーム中にそれぞれの要素の内容を代入してください。すると、次のようになります。

私のレストランは、力仕事でガッツリ食べたい男性に肉料理や丼物を店内飲食だけでなくお弁当として提供し、お腹いっぱいで午後からも元気いっぱいになってもらえます。

こんな感じででコンセプトが簡単にできあがります。

ここまできたら80点くらいです。残りは20点は不要な文字を削り少しだけスッキリとさせれば良いだけです。ちなみに、私なら、

当店は、丼物と肉料理を店内飲食とお弁当の両方で提供しています。ガッツリ食べて元気いっぱい働きたい人にお勧めのお店です。

こんな感じでだれでも簡単にコンセプトは作れます。