資金0円から始める起業を成功させる5つの準備
資金0円からは始める起業を成功させる5つの準備
この記事では、起業したいと考えているあなたに、資金0円でできる事前の準備を紹介します。いろいろな起業の形はあると思いますが、全ての事業に共通するものを経験や実際の経営者の声をもとにして、最も必要と思われるものを厳選して記事にしました。
起業は全てのことが順風で100%うまく行くものではありませんが、最短で効率よく成功するためにはある程度の準備は必要です。
「好運は毎月やってくる。だが、これを迎える準備ができていなければ、ほとんど見過ごしてしまう。今月こそ好運を見逃すな」
これは、デール・カーネギー(実業家・作家)の言葉です。
この言葉にもあるように、チャンスは必ずやって来ます。
この記事では、起業に必要な『5つの準備』を紹介します。この準備をすることで、いつか訪れるチャンスを見逃すことなく確実に掴めるようになると考えます。
『優良な顧客』作りの準備
- 相談相手と師匠をたくさん作る
- 出会った人はリスト化しておく
- 同じような夢を持つ人の交流の場に積極的に参加する
『優良な顧客』は起業直後の売上の安定性に大きく貢献します。起業する前でも顧客づくりは可能です。具体的に次の方法で優良な顧客づくりをすることができます。
1.相談相手と師匠をたくさんつくる
起業について色々な人に相談しましょう。相談されて嫌がる人はいません。人は本来だれかの役に立ちたいという欲求があります。相談するということは相手の欲求を満たす行為にもなります。どのような些細なことでもその人のスキルを聞き取りあなたの師匠にしてください。
さらに、相談をすることで起業の夢を支える同志となってくれます。やがて起業した際には信頼できるファンになってくれます。ファンは多くの仲間を連れてきてくれます。
2.出会った人はリストにしておく
普段の生活や現在の仕事などで出会った人はリスト化しておきましょう。
名前、趣味趣向、家族構成、住所、連絡先をリストにしておくと良いでしょう。情報については会話の中で分かった範囲で十分です。さりげなく聞き出しましょう。
お客さんとしてあなたのサービスや商品を利用する際に、自分のことを覚えていてくれると、とても嬉しいものです。信頼できる顧客になってくれる可能性が高まります。
3.同じような夢を持つ人の交流の場に積極的に参加する
同じ夢を持つ人は親近感を覚えます。同じ目標や悩みを共有することは強い絆を作ってくれます。起業した際には必ず優良な顧客としてあなたを支えてくれる存在になります。
『自分の能力』の使いみちの明確化
自分のもつ能力を理解してどのように役立てるかを明確にする
『起業すること』イコール『お金を稼ぐこと』と考えると、“売り物”を探すようになります。
この思考は起業のモチベーションを大きく低下させます。
先ずは自分の能力が社会の何に役立てることができるかを純粋に分析してみましょう。
例えば、コーヒーについて詳しいのでカフェを始めようと考えるとき、自分より詳しい人は他にもいるはずです。そこで、その人より詳しくなってから起業しようと決意したとします。
しかし、目標に到達したとして、そのことは誰よりも社会の役に立ったと言えるでしょうか。
答えは「NO」です。
なぜなら、同じようにカフェを始めたいと考えた人が、日本で一番コーヒーに詳しい人を雇いコーヒーを淹れてもらえるよう契約できたならどうでしょうか?
この人はいち早く多くの人に一番のコーヒーを提供できるようになるはずだからです。
ですが、この二人の能力は伴に優れているのです。
一人は努力して目標に向かう能力を持っており、一人は他人の力を借りて目的を達成する能力を持っているのです。
つまり、能力の使いみちに大きな差ができているということです。
有名な話ですが、野球のイチロー選手は“努力の天才”と言われています。豊臣秀吉は“人の心を動かす天才”だったと言われています。
能力とは、その人に備わった独自の力です。
その独自の力がどのような働きをするのかを明確にして、どのように役立てるのかを文字化することが起業までにしておく重要な準備となるのです。
『商品やサービス』のプロモーション
- SNSは起業した後のことを考えて、必ずコンセプトを決めてから発信する
- 「一般的」と「専門的」を区別して情報量を調整する
- ブログやHPサイトは自分で作れるようになっておく
プロモーションは起業の準備段階からできる作業です。特にSNSを活用すればほとんどお金をかけることなく情報を発信することができます。
ここでは主にSNSやインターネットを活用したプロモーションについて記事にします。
1.SNSは起業した後のことを考えて、必ずコンセプトを決めてから発信する
SNSは誰でも簡単に発信できるツールです。ですが、起業を意識した場合にはちょっと注意が必要です。
SNSは知らないところで誰かが見ているものです。そのため、起業した際に顧客となるかもしれない人があなたの投稿をみる可能性も大いにあります。
もし、ネガティブな発信を繰り返していたとしたら、それを見た人はどのように感じるでしょう。やはり良い気持ちはしませんね。
逆に、明るいイメージの発信を繰り返していたら友達になりたいと思う可能性が大きくなります。
このように、無意識に利用していたSNSも、いざ起業するとなると大きな影響を生み出すものとなります。
なので、起業する前から好感を持たれる発信をすることがとても重要なこととなります。
さらに、もう一段レベルの高い活用法として、起業した後のコンセプトに沿った情報発信をしておくことが有利な集客につながります。
例えば、自然派のカフェをしたいと考えている人は、普段から自然派のコンセプトを持った投稿を繰り返すことで同じ趣向を持つ人が集まってきますね。
間違ってもキラキラ写真ばかり載せていると自然派の人は離れていきますね。

2.「一般的」と「専門的」を区別して情報量を調整する
これは起業後に提供する価値の内容によってSNSなどで発信する情報量を調整するということです。
例えば、先ほどのカフェの場合は「一般的」な価値ということで、美味しそうな写真をメインに、見る人の想像に任せるように文字情報は少なくした方が受けが良く、
一方で、コーチングなどの「専門的」な価値を提供する場合には、写真などよりも文字情報を多くした方が受けが良いですね。
このことは、起業後のプロモーションミクス(広告や宣伝の組み合わせ戦略)にも関わることですが、
「一般的」な価値(消費財)を売り物とす場合には、押し売りにならないよう意識することが大切で、
反対に、「専門的」な価値(生産財)についてはしっかりと内容を伝えることで誠意を伝えることができます。
3.ブログやHPサイトは自分で作れるようになっておく
SNSについては無料のフォーマットで十分に活用できますし、存在意義として広告機能を有するものであるため、これからも長く活用していけば良いと思います。
しかし、HPサイトやブログサイトについては少し違います。
大手ブログサイトは多数ありますが、これらの存在意義はSNSのシェアの拡大によって薄くなってきています。
また、googleの検索では直接に大手ブログサイト内の個人ブログはヒットしません。つまり、有名なブロガーだけが情報を有利に発信できる仕組みになっています。
したがって、あなたのサイトは独自のドメインを持って、あなた自身で作れるようになっておくことを準備の段階ではお勧めします。
とは言っても、これは完全に作れるようになることを意味しているのではありません。
「大まかな作り方の手順」を知っておくということが重要になります。
作り始めてみるとあっという間になれてしまうのですが、それでもデザインを考えたりSEO対策をしたりするとなるとかなりの時間を要してしまいます。
では、なぜ手順を知っておくことが重要なのかといいうと、
@作成依頼をするときに適正な費用を試算できるから です。
このことはとても有意義なことですので是非覚えておいてください。実際に作成依頼を丸投げすると簡単に30万円とか50万円とか請求されてしまいます。
ですが、知識があればこれを10万円とか5万円という価格で依頼することが可能となります。
大きな出費を避けるために是非とも覚えておいてください。
『やりたいこと、やりたくないこと』の明確化
- 退職してやりたいと思っていることを文字化する
- 退職した後に絶対にやりたくないことを文字化する
1.退職してやりたいと思っていることを文字化する
退職して自由になろうと考えていても「やりたいこと」がはっきりしていなければ時間を無駄にします。
実は、多くの人は普段の生活の中で、自らの心に何重にもネガティブなフィルターを作り続けていて、本来の自らのしたいことを思い出せなくなっています。
起業する前に必ず「やりたいこと」をはっきりさせ時間を有効に使いましょう。(参照:『好きなことの見つけ方』)
2.退職した後に絶対にやりたくないことを文字化する
前の項目の反対の作業になります。これもとても重要な作業の一つです。『やりたいこと』を明確にする作業をしていると、本当にそれが『やりたいこと』なのか分からなくなります。
そのため、その反対を明確にすることで、やりたいという感情の理由や根拠が見えてきます。
そして、やりたくないことが明確になれば、「関係を持ちたい人・持ちたくない人」も判断するようになり、あなたの周りに、あなたが必要とする人だけが集まるようになります。
このことが、後ほど紹介する“5つの準備の次にすること”の事業計画の構成要素である『関係【link】』に反映する材料になってきます。
『自由に生きる』というマインドセット
『自由に生きる』ために自分らしさに『自信』と『誇り』を強く持つ訓練をしておきましょう。
・全てをポジティブにとらえる訓練
・自分は周りから愛されていると感じる訓練
・今、この時をもって『Win-Win』を選択し続ける訓練
最後の準備項目ですが、これが最も重要なことだと思います。
先ほどの項目でもお話ししましたが、多くの人は、特に日本人は、周囲の人との関係を良好に保つことを美徳としてしつけられてきたため、本来の自分の望む姿は心の奥深くに閉じ込められています。
このことが良く分かるシーンとして、欧米文化では、自分の家族を賞賛し自慢しますが、日本人は家族のことを謙遜します。普段の生活の中でこの謙遜を繰り返すことで子供の自尊心を奪っていきます。
よく耳にする“他人の不幸は蜜の味”という表現ですが、自尊心の欠如が続くことで他者のことも尊敬できない状態になっていくようです。
ちょっと前置きが長くなりましたが、『自由に生きる』ことを実現するために大きく影響するのは“自分を信じる力”です。
『やりたいこと』が明確になったら、それをやり抜くことで自由に生きることができるのです。
しかし、自分の力を信じることができなくなると続けることができなくなってしまいます。
では、自分を信じ続けるためにどのようなことをすれば良いのでしょう。
ここで、3人の著名な人物の言葉を紹介します。
自分の悪いところは全部個性になるし、人生で犯してきた間違いが魅力になるの
アンジェリーナ ジョリー(女優)
人は幸福になろうと決めて、心に幸福のイメージを描くと、
リンカーン(アメリカ合衆国第16代大統領)
そのイメージと同じような幸福が得られる
幸福は伝染するものだ。もし幸福になろうとするなら、幸福な人々の中で生きたまえ
スタンダール(仏小説家)
それは、常に出来事をポジティブに考えるようにしましょう。
どんなに悲観的な出来事であろうと、考え方を変えれば『良いこと』に変わります。あなたには良いことしか起きなくなります。
それから、あなたは誰からも愛されていると考えましょう。そうすると、本当にあなたは周りの人から愛されるようになります。
最後に、常に『Win-Win』になる方法を考えましょう。どんな些細なことも全てお互いに幸福になる方法を考え選択しましょう。
この3つのことを訓練し続け、自分の生き方の基本姿勢にすることで、間違いなくあなたは自信に満ちて生きられるようになります。
そうなったあなたは『自由に生きる』というマインドの持ち主です。
5つの準備の次にすること
起業に必要な5つの準備が進めば次の段階に移りましょう。この段階では自分一人の行動ではなく周りの人に協力を得ていく段階となります。
ですから、『5つの準備』が不十分だと周りの人を動かすことはできなくなってしまいます。『5つの準備』が7割以上に固まってきたら、次の思いを形に変えていく段階に進みましょう。
事業計画書を作成する
この作業は『5つの準備』ができていればスムーズに進められます。起業するためには具体的にしておかなければならないことが沢山あります。
そのため、文字にして整理しておく必要があります。しかも、闇雲に文字にしたところで大切なことが抜け落ちていたり、行動やコンセプトに矛盾が生じてしまい、後々に大きな失敗の火種になってしまうこともあります。
そこで、計画書を作成するにあたって押さえておきたいポイントを見てみましょう。

この図は事業計画を作成する際に、重要なポイントを明確にしたものです。
周りの5つの項目について十分に計画しておくことで、関係者への説明や資金調達の際の説得が力強くできるようになっています。
例えば、金融機関から資金を調達する場合には、事業の目的とそれを達成するための手段を細かに質問されますし、協力を他の経営者に求める場合には、どのような形態のつながりを作るのかと質問されることとなります。
しかし、この図にある各項目を文字化しておくことで、自信をもって説明することができるようになります。
詳細については別のテーマで記事にしますので参考にしてもらえればと思いますが、ここでは項目ごとの簡単な説明を加えておきます。
使命・目的【mission】
あなたの起業が社会に対してどのような役割を果たそうとしているのかを明確にしましょう。
人は誰しも何かの役に立つことでモチベーションが向上します。起業は様々な困難に立ち向かうこととなります。
起業を前に進めるための最も重要な原動力となる要素です。
方法【means】
どのような手段で【mission】を達成するのかを明確にします。
小物を作るのが得意な人は装飾品を販売することで人の心を豊かにするかもしれません。教えることが好きな人はスキルを習得させることで自信と誇りを与えるかもしれません。
より効果的であると同時に持続できる手段を考えましょう。
宣伝・広告【promotion】
社会に対してどのようなイメージを与えたいと考えますか。そして、どのような方法で宣伝して行きたいでしょうか。
起業を成功させる要因の一つとして「認知」はかなり重要です。発信するイメージやブランドの方向性を決めたり、どのような範囲や層に情報を届けるのかといったことを考えます。
人材【people】
あなたの起業にはどのような人材が必要でしょうか?そしてどのような組織を作っていく必要がありますか。
最初は一人かもしれません。しかし、この項目を明確にすることで、自分に必要なスキルを明確にします。
やがて事業が軌道に乗ったときに人材獲得の確かな指針になり、最も必要な人材の採用につながります。また、組織の姿を明確にすることは生産性を大きく向上させます。
関係【Link】
最も効率的に使命を果たし、目的を達成するために必要な「つながり」を明確にしておきます。
「つながり」は、「誰」と「どのような形」で「何のため」にを考えて方針を作りましょう。ここには、事業の推進に協力組織はもちろん、顧客の考え方も含まれます。
優良な関係を長く強く持つための指針を持っておきましょう。
これらの要素を十分に検討して事業計画を作成していくと、実際に起業した際に抜け漏れが少なく事業全体を把握することが可能となります。
さらに、金融機関や関係者からの理解も得やすくなります。
記事にしたものは事業計画を考えるポイントだけですが、実際には事業概要の説明、市場分析や競合調査、戦略立案、資金調達計画、収支計画など多くの事柄を盛り込んで作成していきます。
今回は起業の前の準備段階をテーマとしていますので、別の記事では事業計画書の詳しい作成手順も紹介していきたいと思います。
協力者を巻き込む
事業計画書が作成できたら協力してくれる人を巻き込んでいきましょう。
ここでいう協力者というのは【link】で検討した関係者ではなく、一人の人間としての自分を支えてくれる人を言います。
両親や兄弟、友人や先輩後輩、自治体や公共団体など、多くの人が力を貸してくれます。このような方々は後に優良な顧客にもなってくれます。
人は教えることが大好きですし、助けることも大好きです。心に壁を作らず、自尊心を忘れず多くの支援を受け入れましょう。
記事のまとめ
起業するために必要な5つの準備と次にすることをお伝えしました。実はこの記事の中で書いていない重要なことがあるのです。
お気づきの方もいるのではないでしょうか。実は、起業を意識したとき真っ先に考えるのは「自分のスキル」と「資金」ではないでしょうか。
実はこの2つはそれほど重要ではないのです。
人は誰しも自らの中に独自の“強み”を持っています。起業に必要なのはこの“強み”を掘り起こし、社会に役立てようとする“作業”そのものです。
その作業のスタートが『5つの準備』だと考えます。この作業を始めたとき、きっとこのことにお気づきになると思います。

